精神科で働く看護師は人の心に向き合う場面が多く、ブレない強い軸を持つことが求められる。
そこで以下では、現場の看護師に求められる特性を紹介していきたい。
まず第一に、強い共感力が必要といえる。
精神科の患者は心の病を抱えており、その苦しみを理解し、共感してくれる看護師を求めている。
一人ひとりの気持ちに寄り添い、しっかりと共感することは、治療に良い影響を与えるうえでも不可欠となるのだ。
次に忍耐力も欠かせない特性であるといえる。
精神科の患者は、時に予期せぬ行動を取ることがある。
そのため、どんなことが起きても冷静に対応できる精神を持っておく必要があるのだ。
そして、変化に対する柔軟性も大事な要素だ。
精神科では、患者の状態が急変することが少なくない。
それを踏まえ、どんな状況にも柔軟かつ最適なケアを提供できる能力が求められる。
そのほか、しっかりとした自己管理能力も持つ必要がある。
心が弱った患者を支えるためには、自身のストレスケアも徹底しておくことが重要となる。
それを考えると、日頃からきちんとセルフケアを行い、適切に管理できる自己管理能力がなければ、仕事は務まらないだろう。
自己の健康を保つことは、自身のためだけでなく、患者さんへの最良のケアを提供するためにも欠かせない。
精神科の現場において、これらの特性を持つ看護師は、周囲から信頼され重宝される存在となる。
精神科の領域に興味がある方は、ぜひ上記の能力を高めることを意識してみてほしい。